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![]() 「サワムラヤ靴店」は、JR牛久駅から徒歩5分ほどのところにある路面店だ。面積は約70坪。「水戸街道の下駄屋」として誕生してから100年を超え、現在の入江秀夫代表は5代目にあたる。 顧客は地元の60代以上のシニア女性が中心で、品ぞろえはミズノ、ニューバランス、ヨネックスなどのウォーキングシューズが軸になっている。しかし、キッズや介護シューズ、またシーズンものではあるが学生ローファーなど範囲は広い。入江社長はノルディック・ウォークの第一人者としても知られており、現在は「全日本ノルディック・ウォーク連盟ウォーキングライフマイスター」で、この資格を持っているのは茨城県でただ一人。毎月6回ほどのノルディックウォーキング教室「らくらくノルディック」を主催しており、講師として指導しながら約1・8キロの距離を参加者と歩く。
![]() 「お客さまが自宅で足型を採り、店でインソールを作ることができるシステムです。3Dスキャナと3Dプリンターを導入し、これで製作したインソールをお届けします。外注するよりコストを下げられ、納期も短縮できます」(入江代表)。 ![]() 希望者には足型の採取キットを送る。特殊な素材を踏んで足型を採り、送り返すと3Dキャドでモデリングし、3Dプリンターで製作されたインソールが届けられる。価格は9800円(発売記念特別価格)で、要する期間は最短で4日という速さだ。 ポイントは、オンラインでシューコンサルティングが無料で受けられることだ。入江代表はシューフィッターの「バチェラーオブシューフィッティング」を取得しており、「バチェラーのコンサルティング」として人気を呼んでいる。高齢者でも簡単にできるようにラインに登録してもらい、ビデオ通話でコンサルティング。手元に相談者の足型があるため、わかりやすい説明ができるという。
「『足楽インソール』は市のふるさと納税の返礼品にもなっていて、福岡の方から連絡が来ました。埼玉・白岡の方で『靴もみたい』とご来店になった方もいらっしゃいます。ご来店のきっかけになれば嬉しいですし、インソールは靴によっても変わってきますから、実際に履いている靴を拝見できるのも役立ちます」。 このインソールを使った『柏の葉ウォーキングクラブ』の名誉会長・柳田秀雄氏からは「勧めてもらったミズノLDアラウンドGTXともどもとてもよかった」という評価をもらっている。77歳にして1日平均2万4000歩も歩くというつわものだけに、この評価は意味がある。 ![]()
![]() 「社員からすれば、会社支給の靴なのでどうしようもありません。それなら経営者に、福利厚生の一環として安全靴の中のインソールを変えたらどうか、と勧めることを考えたのです。安全靴は工場の中を一日中歩くものですから、合わないものを履いていて外反母趾や足底筋膜炎になってしまった人もいます」。 まずはデータを取る意味でも試験導入を募りたいと、東京・青梅にある金属加工業の企業に提案した。150人の社員のなかから、90人が参加した。リーガルコーポレーションともタイアップし、リーガルの社員が足型計測器「デジフィット」を工場に持ち込み、計測して合うインソールを探した。 3週間後にアンケートを取ってみると、7割の社員が「楽になった」と回答している。入江代表はこのデータをもとに、本格的に営業展開していくことを考えている。 ![]()
市川繁吉氏が開発したベルト式歩行補助具「アランシューズ」の代理販売もスタートした。同氏は80代で脳梗塞を患い、足が不自由になったが、装具に不満でついに自分で作り上げてしまったのが「アランシューズ」である。 基本的な構造はつま先を輪に入れて引き上げるもので、脳梗塞などの後遺症に悩む人やすり足になってしまった高齢者に効果的だ。靴の種類を問わず使えるほか、室内履きなどにも対応できるので、施設を利用するシニアには最適だろう。 入江代表は常に社会の流れを読み、新しい挑戦をしている。コロナ禍で悩むのはみな同じだが、そこからビジネスチャンスを拓く。店内のレイアウトも変え、足圧や趾力、ふくらはぎの柔軟性、太ももの筋肉を測定するコーナーを作った。インソールやフットケアのコーナーも広がっている。 「靴だけにこだわらず、足のこと、健康のことなど多面的に考えて、何を販売していくかを考えたい。知識を増やし、(お客さまの)健康を大切にしていきたいです」。 ![]() 茨城県牛久市中央3−27−4 TEL:029・873・2725 |
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