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日本の靴統計
19年実績の92%までに回復

各靴団体の生産データや通関統計を基に、全日本履物団体協議会が集計した日本の靴統計によれば、2022年の各種靴の生産、輸入量は、合計6億4500万足だった。前年比11・6%増と、コロナ禍の中であっても、2ケタの伸びとなった。対19年比92・4%と、19年実績の1割弱までに近づいている。
内訳は革靴4800万足(前年比23・8%増)、布靴4200万足(同0・6%増)、ゴム・ケミカル靴1億9600万足(同1・3%増)、その他の靴3億5800万足(同18・2%増)。日本の靴輸入ではキャンバス靴が最もおおく、その他は布靴類で集計されないキャンバス靴とみられる。
品種別の割合は革靴8%、布靴7%、ゴム・ケミカル靴30%、その他の靴55%。

輸入靴の割合は95%

6億4500万足の内、輸入が占める割合は95%で、これは前年より1ポイントアップしている。輸入量は2010年に6億足を超え、20年、21年は5億足台と下げていたものの、22年は再び6億足に乗った。
革靴4800万足のうち、国産革靴の割合は21%となる。再び1000万足台に乗ったものの、対19年比74・3%と、まだ19年の実績までには達していない。