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![]() 婦人服を主力に、紳士、学校関連の商品も扱う「ファミリーファッション つるや」は、東武日光線藤岡駅から車で3分ほどのところにある。店の前には渡瀬川が流れ、広々とした渡瀬遊水池も近く、すがすがしい眺望が広がっている。同店がこの地にオープンしたのは、1958年のことだ。最初は呉服店として開業、後に洋品店となった。現在の上岡秀次郎(ひでじろう)代表は2代目にあたり、大学卒業後、73年にショップを継いだ。 店舗は、50坪ほどの路面店である。主軸を婦人服に置きつつも、紳士服、紳士・婦人肌着、靴、バッグ、アクセサリー、帽子、寝具、カーペットなど、守備範囲はかなり広い。顧客の中心が50代以上のミドル〜シニアの女性たちであり、そのニーズに合わせて「ワンストップですべてがそろう」ように工夫されているのだ。 「以前は婦人服が売上げの大半を占めていましたが、今では学校関連の売上げが大きくなっています。5校の小中学校と提携して、制服・体操着・上履き、かばんなどを扱っています」(上岡秀次郎代表)。 立地は栃木県の南の県境で、ここは群馬、茨城、埼玉各県の県境が入り組んでいる地区でもある。そのため、商圏は栃木県小山、佐野、群馬・板倉町、埼玉・加須市、茨城・古河市など3県に及んでいる。この一帯は兼業農家が多く、若い世代は勤めに出て、親世代が農業を営む。ファミリーファッションつるやの顧客たちも、そんな人たちである。 ![]() 靴はデイリーなサンダルから「メディカルウォーク」まで![]() 「販売にあたっては講習会に出席し、認定証もいただいています。取り組みはコロナ前から。アサヒメディカルウォークは靴店を中心に展開されており、当時、洋品店に入っているのは珍しかったと思います。外反母趾の方も多くいらっしゃいますので、履いていただいてフィット感を見るのを大切にしています」。 ポイントは大きめの靴をお勧めしないこと。また、「ひもの締め方や結び方を教えてあげると喜ばれる」という。 介護によく使われる「快歩主義」は、要介護者の娘さんなど、介護する側の人が買いに来ることが多い。 「何かいいものがある」そんなワクワク感を大切に佐野には大きなアウトレットモールもあり、若い世代の買い場は広がっているが、シニア層が安心して買い物を楽しめる場所は多くない。その意味で、「ファミリーファッション つるや」は貴重な場所となっている。店内を見ていくと、色合いのいいニットやちょっと形の変わったブラウス、可愛いバッグなどがある。奥壁面には華やかなカラオケ用衣装もあり、目を楽しませてくれる。「なにかいいものがありそうな」ワクワク感のあるお店なのだ。周囲の人たちに支持されているのは、ひっきりなしに入店してくる人たちの姿を見ればよくわかる。「跡継ぎがいないのです。だから、自分たちでできるところまでやっていくつもり」と上岡代表は言うが、代表は60代、奥さまの幸子(ゆきこ)さんは50代とまだまだ元気。地域のシニアのためにも、息長く続けてもらいたいショップである。 栃木県栃木市藤岡町藤岡1007−1 TEL:0282・622278 |
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