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靴1万6900円、バッグ9700円――2年連続で前年をクリア、かばんは19年を上回る総務省統計局が毎月統計をとっている、2人以上の1世帯家族の品目別支出額「家計調査報告」の23年の年間集計が発表された。靴は3年連続で前年を上回ったものの、伸び率は前年をやや下回った。バッグは2年連続で前年を上回り、19年実績を超える結果となった。
靴は前年比6・7%増、19年比90%2人以上の世帯を対象とした靴(履物類)の年間支出は1万6954円、前年比6・7%増となった。コロナ前の19年実績に対しては90・4%と、まだ1757円ほど届いていない。「紳士靴」「スニーカー」は2ケタ増 靴は婦人靴、男子靴、大人用運動靴、大人用サンダル、子供用靴・サンダル、その他の靴の6つに分類、集計されている。 支出金額の大きいのは婦人靴で、23年合計で4675円だったが、全品目の中で唯一前年割れの2・3%減となった。19年比74・9%と、以前低い数字に留まっており、20年以降、4000円台で推移している。 次に金額の大きかったのがスニーカー(大人用運動靴)の4030円、前年比18・5%増と、靴の中では最も高い伸びを見せた。婦人靴と同じように19年実績に対しては76・4%と、依然低い数字に留まっている。 ビジネス&ドレス(男子靴)の支出は、スニーカーと同様2ケタの伸びとなった。金額3576円、前年比12・4%で、」対19年比93・1%と回復しているとなった。 前上期は20・4%のマイナスとなったサンダルは、5月に29・4%増と大きく伸びており、当上半期は5・8%増となった。 子供用靴・サンダルはコロナ禍の中でも2000円台の支出を継続しており、23年は2370円、前年比5・0%増だった。対19年比237・7%と、2倍以上の伸びをなっている。
バッグは前年比9・8%増、19年比104%かばん類の23年支出額は9717円で、前年比9・8%増と靴よりも高い伸び率となった。19年比3・5%増と、初めてコロナ前の19年実績を上回ることとなった。2年連続高い伸びの「旅行用かばん」 かばん類の品目は、ハンドバッグ、通学用かばん、旅行用かばん、その他のバッグで分類、集計されている。 この内、最も支出額が大きいハンドバッグの23年支出額は4242円、前年12・8%増となった。20年以降3000円台に低迷していたが、ようやく4000円台となり、対19年比94・1%にまで回復している。 2番目に支出額の大きいのはその他のバッグ。カジュアル&スポーティー・バッグが含まれるが、当期は3688円、前年比9・3%増となった。リュックのようなカジュアルバッグはコロナ禍の20年でも売れており、23年は対19年比131・9%の実績だった。 コロナ以降、支出額が大きく低迷した旅行用かばんは、旅行、外出機会が増えた22年に大きく伸ばし、当期も2ケタの29・9%増となり、19年の支出学位を上回る結果となった。 |
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